仙風(千の風) ~汀風~
過日、私の最愛の祖父が亡くなりました。
明治生まれの100歳。
油絵、漢詩など多くの作品は趣味の域を超え
個展や自費出版をするなど そのエネルギーには
圧倒されっぱなしの
好奇心の塊
そして と同時に とても澄んだ心の持ち主でした。
その祖父の最期のお別れに
あわやお棺に入れられてしまいそうになった、【手記】。
そのタイトル
~ゆゆしき おもひ そこはかとなく~ から
「仙風(千の風)」
吾墓に立ちて泣く勿れ
余はここに居らず 余は眠ることなし
仙風と成りて 吹き行き
雪上にダイヤの輝きを為す
実(み)のれる穀物に注ぐ陽光ともなり
はては物静かなる秋雨たらんとす
静かな朝に人々が目覚めるとき
仙風ははね上がり鳥達を追いまくり
夜ともなれば きらめく星ともならん
人々よ墓の前にて泣く勿れ
余はここには居らず
死ぬことも無し
詠み人知らず
汀風
:*:・°’★,。・:*:・°’☆
あなたの体がなくなっても
あなたはそこに かしこに
居るのですね
豊かさをありがとう・・・
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│素敵人